Translate

2013-09-20

BAD Tour in JAPAN'88 (2) (日文)

來源:mjfcmoonwalk.com
BAD Tour in JAPAN '88
 
■12月17日(土)■  ああどうにも止まらないゲラ男マイケル
 コンサート4日目。
 マイケル、最高にご機嫌うるわしく、哀しい曲もハードな曲も口元が緩みっぱなしでニッコニコ!
 よく動くんだもん!
 ホニャホニャのデレデレで、とにかく嬉しそう




 けれども 『ビート・イット』では、「マッチョメン♪」とツバが飛ぶほど青スジ立てて叫んでた。

 アンコールもちゃ~んと歌ってくれました。
 『マン・イン・ザ・ミラー』で、両手を大きく広げた後、ピンスポットが少しずつ暗くなってゆき…マイケルが両手を合わせ合掌ポーズをした。


 『BAD』でグレッグを紹介する時なんて、グレッグに突っつかれ笑い転げちゃってドラマーのリックの紹介が出来ないんだものー。カワイーったらありゃしない
 ラストで出て来た子供を見てゲラゲラ笑っちゃうしィ~~







■12月18日(日)■  夢の10階におじゃまショット!
 コンサート5日目。
 都内養護施設(聖友学園・愛児の家・小百合の家)から55人の子供達を招き、開演前に子供達より花束を受け取り、お返しにサイン色紙を!
 特別席に招待し、ステージにも上げた優しい~ぃマイケル。



今日のステージもノッていたマイケル!
 『スタート・サムシング』の途中で、大きな(おなじみの)バックルのベルトを自分で取り、下へ投げちゃった。
 アンコールもあり、とっても良かったのであります。

 今日、ホテルの9階に泊まる私たちは(Uさんありがとう)、エレベーター前でひたすら10階に行きたいわぁーと粘り続けた。
 エレベーターのボタンを押しまくってたら、その度に開くもんだから… ジミー君やチャッキーやビルや… いろんな人とのご対面!
 シルクハットを被ってない、トレーナー姿のチャッキーってなんかヘンなのォー。

 これじゃあどうしようもないと一念発起して、いざ!10階へ!!
 アァ~開いたヨー。
 後ろから突き出された私は、のこのこと降りて行ったのでありました。
 マイケルのスイート側の所には、しっかり受付みたいな机があり、連絡用のTEL・赤色灯まであって、まるで交番みたいなの。
 ガードマンの立花さんがトランシーバー片手に「何の用ですか?」と近づいて来た。
 「あのォ… コレ… マイケル・ジャクソンさんに… それからぁ… これはビル・ブレイさんに渡して戴けないでしょーか…」と言ってしまった。
 ビルおじちゃんには、先日撮った一緒の写真をテレカにしておいたのです。(ついでに会報まで入れてしまったわ~)
 立花さん優しくって、「ハイ判りました」と預かってくれちゃって、しっかり私たちが来た時間までメモってくれたのでした。
 「失礼しましたァー」とペコリと頭を下げ、おとなしく9階の部屋へ戻った私たちは、部屋へ入るや ヨカッタァ~~!と はしゃぎまくってました。
 これがPM3:00~3:30の出来事。

 コンサート後の夜、どうしても気になる私たちは、またしても10階へ行きたくなっちゃって…
 けど そこをグッとガマンして、おやすみなさ~い。






■12月19日(月)■  なんと言われようがマイケル
 コンサート6日目。
 お昼過ぎ、ふらっと寄ったお店にいつものボディガードの人が居た。バックコーラスの人も!!
 私たちの着ていたペプシのスタジャンを見て、「Oh! Michael!!」と言っている。
 ペプシの社員と思ったらしくって、そばに居た若い男の人(日本人である企画社の人)に訊いている様子。「マイケルのファンクラブをやってるんです!」って言ってもらった。
 チャールズの隣に座り、30分ぐらい話をした。
 お互いの名前を訊き、握手しちゃって、その場が和やかになった。
 私たちの着ているペプシのスタジャンが欲しいって言うので「あげるヨ!」と渡したが、チャールズって昔アメフトやっててすっごく体格良いから小さすぎて着れないんだものォー。
 それじゃあと、チャールズの着ているトレーニングウェアを引っぱり、「これと交換しようよォ~!」と冗談言ったらば、「No! No!」と笑ってウケてました。
 通訳してくれた人が、「ひざの上に座ってみればー?!」なんてしつこく言うもんで、恐る恐る座ってしまったのでした。「あ~すいませ~ん!」と思わず日本語で謝っちゃったりしてェ~。
 チャールズが帰る間際、通訳してくれた人と「今日マイケルはPM5:15にホテルを出て、PM5:45にドームへ入る」って話してたのをしっかり聞いていた私たち。
 チャールズは、自分の方から日本流に頭を下げてくれ、握手してくれたのです。マイケルのスタッフってみーんな、すごく優しくて礼儀正しい人なのねェー。

 チャールズの話どおり、マイケルはPM5:15にホテルを出てドームへ向かった。
 今日は、イリュージョンのシーグフリード&ロイがVIP席に来ていて、『BAD』まで観てました。
 マイケルのノリも良かったっていうのに‥‥ アンコールは無かった。





 そういえば、グレッグは『BAD』のメンバー紹介の時、あんまりマイケルに突っ込みを入れなかったっけ…
 マイケルったらベルトがやけに気になるのか、『アナザー・パート・オブ・ミー』の直前でまたベルトを外しちゃって、ステージの下へ放ってた。
 汗を拭いたタオル投げのサービスは2回してくれた。(私も欲しいー!)


 マイケルの楽屋には、会談してもらおうと色んなスターが来てました。
 杏里とか大場久美子とか、ズラーッと待たされてたけれど‥‥

 それにしてもマイケルって、ステージに上がる子供達がよっぽど好きなのか、とにかく子供達と一緒に踊ってる時の顔って幸せそうなんだものー。
 『BAD』の衣装姿の男の子に大喜びのマイケル!

 今夜もホテル9階に泊まれる私たちは、やっぱし10階が気になってしょーがない。
 「写真撮りたいね…」「ウン…」「もう一回行ってみたいねェ…」「ウン…」
ってことでエレベーター乗っちゃったら、ビルと、マイケル担当のホテルマン鈴木さんと乗り合わせになってしまい、なんとなく申し訳なくって…
 ビルが降りたあと鈴木さんに、「マイケルもう寝てるんですか?」と訊いたら、ニコーッと笑って
 「ウ~ン? そうでしょーねェ。10階?? 怖い人いっぱいいるよー」
だって!
 そのままエレベーターに乗り続け、鈴木さんが降りたあと、また10階へ!! 若い日本人のガードマンがトランシーバー持って居たのです。
 「あのォ~… 私たちこのエレベーターから1歩も降りませんから、せめて写真だけでもォ…」
なんて すっとぼけて訊いちゃったのでした。そしたらばガードマン君、慌てちゃってトランシーバー落としそうになっちゃうしィ…
 挙げ句の果てに、「僕がシャッター押しますから並んで下さい!」なんて言ってくれちゃうし、チャンスというか、拍子抜けしちゃった位だものォ~ ラッキ~
 「それじゃあ、あのスイートの入口の前でェー」と、ちゃっかりお言葉に甘えてしまったってわけです。
 「ありがとうございましたァー!」とお礼を言うと、「あーいえ、どーも…」だって!


 スイートフロア入口の扉の奥に、もう1つ扉を特別に作ってありました。
 マイケルのお部屋は1023、チャッキーは1019。チャールズは901でした。バブちゃんは5階だったかな?

 AM1:00(夜中)、まだスタッフ側の灯りが点いていた。






■12月20日(火)■  いやーもうキライ!?
 お昼前、エレベーターの前(9階)で、ビルと他スタッフ2名と会い、「good morning!」と挨拶したらば、ビルはペコリとお辞儀をし「good morning」と返してくれ、エレベーターのドアが開くと手をエレベーターの方へやり、レディ・ファーストしてくれたんです。

 PM1:00頃、ホテルの外でまたチャールズと会った。
 「ハ~イ!」と手を上げ、ニッコリ笑ってくれました!

 ‥‥それはいーけど‥‥ マイケル出て来ない‥‥。

 チャールズがPM4:30頃、『キャプテンEO』の袋を持ってホテルに戻って来た。
 ってことは?!
 マイケルをガードしてなかったってことだしィ‥‥
 あ~ん! この日マイケルってずっと部屋に居たのォ? ずっと待って外で待ってたってェーのにィー。
もう…キライ!!





■12月21日(水)■  さむーい夜はあつあつマイケルが最高!
 AM10:30~PM3:00頃、マイケル出かけた様子。
 ホテルへ行くのが遅かった私たちでした。
 その間 約40分位、ビルは買い物へ出かけていて、『ナショナル・デンオン』の紙袋を3つ下げて帰って来た。マイケルのお使いかしらねェ?!

 PM8:15、マイケルお出かけ。
 またしても信号で出遅れた私たちは、仕方なく後楽園ゆうえんちまで行ってみたけれど、来ている様子もなし。
 「伊勢丹にでも行ってみようかぁ?!」と、新宿まで行く。

 「来てないよォー… 隣の丸井は?」 ――! あの人だかり! 「マイケル見―っけ!!」
 マイケルったら丸井デパートに来てました。
 1階を5分位ウロついて、エスカレーターで上がってゆくゥ~!! 真っ赤なジャンパーでサングラスもしてないのよォー!
 マイケルが丸井の中にいる間、ビデオクルーは「ピザ食べたい!とブラブラ歩いておりました。
 約15分後、丸井から出て来て、ワゴン車のサンルーフからお出まし!! エ~ッ随分早いねェー…

 「タクシ~~!!」
 車が見えなくなっちゃったァ…
 オッ? ビデオクルーのワゴン車だ。「アレについて行こう!」と後について走ったらば、お隣の伊勢丹へ行ったのです。
 わずかな距離で、もう追っかけの車はほとんど捲かれちゃってるのでした…。そこに残って待っていたファンは、たったの20人位だった。

 マイケルのワゴン車が駐車場のモニターに映ってる。
 ウ~寒い!! 早く出て来てよォー! 寒くって死にそうでした。
 シャッターの下の隙間から中を見ようと地面に這いつくばっている私たちファンを、ビデオクルーが撮ってる。
 ‥‥ようやくマイケルが出て来たのがPM10:30。既に車に乗り込んでいた。
 正面からじゃなきゃ車の中が見えないので、車が出て来る正面に立ち、マイケルの姿を見て、その後すぐ窓スレスレのところで「Michael~」と手を振ってたら、なっ!なっ!なぁ~んと!! マイケルが中から“コンコンコンコン”と4回ノックして返事してくれたぁ~~☆
 「キャ~~嬉しィ~~ マッ!マッ!マイケルが私に返事してくれたぁ~~!!」と、そりゃーもうびっくり!
 あまりの嬉しさに、雪ダルマのように着ぶくれしていた私はそんな姿も忘れ、小躍りして喜んだのでありました。ホッカホッカの気分になっちゃって! 寒くったってマイケルさえいれば平気だい!

 マイケルはこの後、ホテルへと戻っていった。





■12月22日(木)■  わくわくマイケルらんど
 今日は、マイケル側の部屋も スタッフ側の部屋も、お掃除している…。
 だぁーれも居ないのかしらねェ…? なんて思いながらも待っていた。

 PM1:30、日の丸観光のバスがホテルの横に止まってて、スタッフが乗っている。
 バスガイドさんウソばっかり言うんだもん… 「箱根へ行くんですヨー」だってェ。
 ウソつきィー! ずーっと待ってたのに…

 夕方PM5:00頃、そのバスが戻って来た。
 マイケルが乗ってるー! 出かけたのォ? いつ?
 マイケルってば いつものパターンじゃなく、こっそりバスに乗っていたんですねェ…
 群馬サファリワールドへ行っていたなんて… 花束もらって30分位いたそうです…。







 戻って来たとも知らず、「これからお出かけ?」と大ボケしちゃって、浦安のディズニーランドまで行ってしまいました。
 アホな私たちは、寒風の中ひたすら「マイケル来ないねェ… あのバスってひょっとしてお出かけから帰って来たんじゃない? …寒むー…」。
 (この日まで12/16に既にディズニーへ行っていたということを知らなかった)






■12月23日(金)■  豪華絢爛! きらびやか・ゴージャス特集そろいぶみ
 PM12:55、マイケルお出かけ。
 今日は抜かりなし! しっかりマイケル一行のすぐ後につけて行けた。

 PM1:25、品川SONY本社到着。
 約2時間近く居て、次に品川駅前のSONYショールームWingへ!(PM3:40着)
 マイケルの車の運転手が1F喫茶店でコーヒータイムしてたので、私たちも中へ入りコーヒータイム! 目だけはしっかり運転手を追っていた。
 運転手が地下の駐車場へ降りて行くのを確認し、大急ぎで外へ出てタクシーに乗る。
 マイケルはまたホテルへ戻ったのです。
 ホテルまでの途中、マイケルの車の横でタクシーから手を振り続けた。助手席のビルったら居眠りしちゃってるのォー! お疲れなのよねェ… 目を覚ましたビルはニッコリ笑って手を振ってくれました。
 Wingに約30分ぐらい居たマイケル。PM4:15、ホテルに到着。

 夕方PM6:00前に、またお出かけ。
 もうあとに残るはツムラ・イリュージョンしかない!! と気を許していたせいか、マイケルが出てきて大慌てでタクシーを拾うはめになっちゃった。とにかくダッシュで走った走った! 「T~ッ走れェ~!」
 ようやくタクシーに乗り込んだものの、息が切れて声が出ない! 「ツムラ! ツム…ラ!イリュージョン! …しん…ばしィ~ ゼイゼイ!!」。
 一見落ち着き払ったKさん、もう目はうつろ!! 「Nちゃん居ないよォ~ …Uは? ッたくゥ~」

 当日券でイリュージョンへ入った私たちはショーを観ている余裕もなく、ひたすらマイケル探し!! 暗くって見えやしない! 双眼鏡で一般客とはまったく違う方を見てました。わかんないよォ~。
 ショーとショーの合間に休憩タイムがあり、売店のあたりをウロついていたら、ヒラリーがポップコーン売場の前で突っ立ってた。
 ショーも終わりに近づいた10分前ぐらいに、マイケル見―っけ! 笑顔でステージを観てました。
 10分位その横顔に見とれていたら、いよいよショーのラストで
 「ここに僕達の友人が来ています。彼は… Michael Jackson !!」
ってな紹介をしたのであります。





 シーグフリード&ロイだって充分派手なコスチュームなのにさー。マイケルがステージで使うマジックの元祖で、それもやってたってーのにさー。
 とにかくこの夜は、超一流のマジシャンと超一流のアーティストが、ド派手に揃いぶみと相成ったというわけでした。
 紹介されたマイケルは素早く会場を去り、ホテルへと帰った。

 この日マイケルは、主催者側(ペプシ・日本信販・NTV)のパーティにも出席した。
 子供達の披露する銚子はね太鼓を楽しんだマイケル。
 そういえばこの日、和太鼓を積んだ車がホテルの入口に止まってたっけ!







■12月24日(土)■  マイケルまるごとHOWマッチ
 コンサート7日目。
 コンサート日は外出なしよ! と勝手に決め込んでいた私たちが甘かった。
 マイケルは、今までの例を覆すかのように開店前の伊勢丹へショッピングに出かけちゃったァー!
 お買い物はイッセイ・ミヤケのジャケット、8万円也。






 今日のコンサートは、まず『キャント・ストップ・ラヴィング・ユー』で声を出して笑ったり、『ロック・ウィズ・ユー』で頭を2度も掻いちゃったり(シャンプーしてるゥ?マイケル)、『アイル・ビー・ゼア』でミネラル・ウォーターをゴクゴク飲んだりと、結構ショー以外でも楽しませてくれた。


『スリラー』では、歌い出しでボーカルのマイクボリュームが大きすぎたのか、ジェスチャーで“下げて”ってな風に合図を出していた。

 『ビリージーン』では、ポケット無しのズボンにもかかわらず、手を突っ込もうとして突っ込み損ない、仕方なくズボンを引き上げてた。
 ベルトがボトッと落ちちゃった時は、それが邪魔なのか、ステージの袖に向かってキック!!

 今夜はグレッグの頭を2回もクリクリ撫でていました。
 ドラマーのリックを紹介した後、ひとりで盛り上がっちゃって足踏みしてはしゃいでいた。

 『BAD』で出てきた女の子に、両手を広げたお辞儀の仕方なんて教えちゃって、しっかりマイケル兄ちゃんになってました!
 マイケルはご機嫌で、ステージの右端へ子供達を連れ、今度はしっかり保父さんになってた。
――ホントお忙しいったら!! 子供達を見てケラケラ笑うマイケルの声ってすごくステキです。

 今日で日本でのお買い物は、一応終わり。
 日本でのお買物代は、〆て“まるごとHOWマッチ”?!

 あーそういえば… 今日もアンコール無しだったぁー。






■12月25日(日)■  メリーXマス St.バブルス
 コンサート8日目。
 ご出勤の時間にお出まし! ビデオクルーと物々しいガードマンに取り囲まれながら出て来た。
 ワゴン車の中でライトを照らしていたお陰で、マイケルがハッキリクッキリ見えたァー!!
 目の前30cm位のところでニッと笑って、オープニングのコスチューム着てたマイケル!!
 「マイケルの顔、前から横から後ろから見たァ~」と喚いていたSです。

 ドームへ向かう途中、ファンの1人が手にしていたディズニーのペンライトをマイケルがご所望になり、その子はラッキーの極み!!
 車中それをチカチカと照らして遊んでたっていうから、かなり気に入っちゃったのかなぁ?

 今夜はクリスマス☆
 スタッフ全員がサンタ帽を被ってて、大っきいオジ様たちもかわゆく見える。





ステージ裏でもクリスマスツリーが飾られた

 ブレイクタイムには、グレッグがクリスマスソングを歌ってくれる。甘くて優しい声だった。
 マイケルもすごくノッてたしィ

 フィナーレで、ステージに上がった子供達にサンタさんがプレゼントを手渡す。
 私たちのすぐ後ろにも戻って来た子が居て、コンサート後、Sが質問攻め!!
 その子のママが袖で待っていたらマイケルが目の前を通ったので、腕に触ったらものすごく細かったんだってェー。で! 私たちはそのママの手を撫で回してしまったのであります。
 子供がもらったプレゼントは、会場で売ってたマイケルのTシャツだった。

 今日、期待していたバブちゃんも、サンタの格好をして出演してくれちゃいました!
 ステージに出て来たバブったらウロチョロしちゃってカワイイのォ~。
 マイケルにしっかり抱きついてたバブルス! バブルスを片手でしっかり抱っこしてるマイケル!


 グレッグの頭を、いつものように撫でたくってもサンタ帽を被っているので、代わりにサンタ帽のボンボンをキュッキュッと2度掴むマイケル。
 サンタ帽のジェニファー・バッテンってカワイイー!
 小さな女の子もサンタスタイルで、マイケルも喜んでた。

 今日もアンコール無し。
 「明日はきっとあるよねェ…」と、みんな口々に呟いておりました。
 小錦関がVIP席で ホッ =3






■12月26日(月)■  なみだ in 東京ドーム



自分たちで作った高さ15cmのクツを履いて観たラストステージ。
 背の低い私たちでも見える!見える! マイケルの歯・マイケルの黒い瞳。
 前から5列目なのに、それでも双眼鏡で見たがる私たち。“ミクロの決死隊”になってマイケルの口の中までも入って行きたいほど。

 すぐ前の席に、背の高いアダマウロさんが立っちゃった。
 「あちゃ~~;」と一瞬思ったら、気ィ遣って「見える?見える?」と心配してくれる。中腰になってくれたりもして… みんなお互い様なのにすみませーん。
 「マイコーマイコー」と叫び、一緒に踊り、シュクチュク ヒーッ ホーッ アウッ!! と雄叫ぶ私達を振り返った彼女、にこにこしながら「今日はサイコーねっ」なんて励ましてくれる。
 しかし、『BAD』あたりからは、今日までの20日間が頭の中を駆け巡り、たとえ一方通行ではあっても毎日毎日マイケルのそばに居られて(?!)、そして1日1秒でも本物のマイケルを見てたのに、これで終わりなんだと思うと淋しくて淋しくて涙がボロボロ出始めちゃって『BAD』の中ごろにはオイオイと声を上げて泣きまくる賑やかな私たちに、今度は彼女、「泣かないでネ、泣いちゃあダメヨ」と優しい。

Bブロックから聞こえてくる超ウルトラ級のノリに比べ、その日は珍しく静かなAブロックの中にあって、髪を振り乱して頑張る横一列の私たち。
 蛍光ライトを服に縫いつけ(ぎゃは~;田舎モン)てる私たちに気がついたマイケルは、『ヒューマン・ネイチャー』の歌に入る直前、いきなり 「プッ!!」と吹き出す。歌の最中でなくて良かったぁ。つまんないことしちゃってごめんなさーい。

 なぜか今日は、1曲目が終わった時から声出して笑ってて、笑いが止まらぬ様子。
 『キャント・ストップ・ラヴィング・ユー』でもニヤニヤしちゃって今にも笑い出しそう。

 『ワーキン・デイ・アンド・ナイト』では、親指を下に向けて「音下げて」「ボリューム下げて」とまるで言っているみたい。
 I love JAPANを連発!

 『BAD』では「サンキューグレッグ!」と言って抱き合う2人。
子供達がステージに上がると、お花を持っている女の子に近づき、殆んど自分から手を出したって感じでお花を受け取る(女の子がモジモジしてたから)。
 そして、ひざまずいて女の子にチュッとキス!!

 I love JAPAN!
 もうマイケル、袖に引っ込みそうな雰囲気。
 まだ行かないでくれェ~~!!
 「ステージで寝ててもいいからまだ行かないで!」とか「あんたは口パクでもいいの、腰さえ振ってくれれば!」とか、ドキッとするような勝手なことをてんでに喚く声が耳に飛び込む。
 袖で待っていたチャッキーが、マイケルが来るとガウンを肩から着せてあげて、マイケルと一緒に奥へ消えて行ってしまったので、その時点で、アンコールは今日も無いんだなと判ってしまう。
 そんな場面を見てない人たちは、アンコールを楽しみに手拍子を打ち続ける。その音が会場に虚しい。
 もうマイケル居ないョ…

 案の定、場内の電気が一斉に点き、今日のコンサートは終了したとのアナウンスで、いきなり現実に引きずり戻されてしまう。
 終わった!
 一刻も早くマイケルの居るホテルに帰りたい。
 もう明日マイケルにサヨナラするまで1分だって寝られない!

 ホテルでビデオデッキを借りて、みんなで来日中の番組を観る。
 時々窓際へ行っては、マイケルの窓を見つめる。
 今夜はきっと、ファンとマイケルの貸し切りだろうなホテル。今、同じ時間みんなじっと息をこらして、同じ屋根の下に居ることを全身で感じ取っているんだろうな。
 そんなコト考えながら朝までマイケルしてしまった。






■12月27日(火)■  夜空へ帰ったムーンウォーカー☆彡
 朝、起きるのがつらい‥‥。
 今日マイケルが帰ってしまうのだと思うと悲しくってェ‥‥。。。
 せめて、もうひと目だけでもマイケルを見たい‥‥。

 ホテルの下で10階の窓を見つめていた。
 だんだん皆が「Michael! Michael!」と盛り上がり始めちゃって、中学生の男の子はBAD風の衣装で踊り始めちゃった!!





 それがスタッフにウケちゃったらしく、チャッキーやヒラリーが何度も窓から下を見ている。
 ビデオクルーも降りて来て、盛り上がっているファンをカメラに収めていました。

 ぞくぞくと集まってくる人たち! もうすぐお出かけ? …いやお別れなのねェ…
 ガードマンやホテルマンが出て来た。
 「もう少し下がってェ――!!」と大声出しているガードマン!


部屋を後にするマイケル一行

 「お待たせ致しましたァー もうそろそろ出て参りまーす! ここを車が通りマイケルが出てくれますので!!」 とスピーチしてくれたガードマンのおじさま… 今日はいつもと違って優しい顔だった。
 「後ろの方じゃあ見えないよォー」と騒いでいたら、ホテルと通り向かいの会社の方が椅子を貸してくれちゃって、「ホラ、これに乗って見なヨ」って。Thank youでした。お陰で高見の見物となりました。

 PM3:15、マイケルのワゴン車が!!
 ゆっくりとファンの前を通り過ぎてゆく。
 サンルーフからマイケルは、口元を押さえ右手を上げてのお出ましです。サングラスもしてないし…
 “この目に焼きつけ!”とばかり、目を見開いて見た…。今日でお別れだっていうのに、ほんの数秒なんだもの。
 それでも、あの元気そうでニコやかな顔を見せてくれたことに、感謝と感激です。

 JAL62便 PM5:20発(20分位遅れた)で、日本を後にアメリカへと飛んで行ってしまいました。
 空港でのマイケルは、いつものようにとても穏やかな笑顔だったらしいのです。(関係者談)
 “Good-bye Michael”。


 マイケルを見送った後、ドッと疲れ込んでしまって… 心の痛みかしらね…
 20日間を振り返り、ホテル内のティーラウンジで話し込んでいるその頃、Nちゃんはバブルスのお部屋でバブを抱っこしてたのねェ~~!! あーん! まだ気を抜いちゃいけなかったわぁ~
 最後までどっか抜けてた私たちの追っかけ記となってしまいました!
 それでも、「一日一善!! コツコツやってれば何か良い事あるよね」と頑張ったから…
 ホントにマイケルって、天使みたいな男でした。
 暗くなった空を見つめ、「今頃はどのへん飛んでるんだろーねェ… 飛行機の追っかけ出来たらなぁ…」と呟くM。
 「Michaelゥ~… また日本へ来て下さいねェ…
 10時間待って1秒の世界だったけれど、心の中には何百時間もの想い出が出来たのだもの…
 Michael… 日本を愛してくれて、ドモアリガト



1988年12月8日~27日まで、日本で笑顔と優しさとパワーを見せてくれたマイケルでした。
20日間って、長いようで… いま思えば本当にアッという間の出来事だったような気がします。
オフで魅せてくれたマイケルの素顔に触れることが出来、今まで以上に愛しい存在となったと共に、
手を伸ばせば届きそうな所にいるのに掴むことが出来ないという存在の遠さを味わい、
改めてマイケルの偉大さを感じてしまいました。
ステージでも 街なかでも、彼がいつもキラキラと輝いていたように見えたのは
ただの思い過ごしだったのでしょうか…

幸い、私たちは彼を間近で見ることが出来たわけですが、コンサートへ来られなかった多くの方々・
そしてコンサート以外では見ることが出来なかった多くの方々へ、多少のお役に立てればと
この誌面に綴りました。
表現力の拙さゆえ、正確にお伝え出来ぬ点も多々あることとは思いますが…

協力して下さった皆様、本当にありがとうございました。
また、ホテルやドームでお会いしたメンバーの皆様への失礼の数々、どうぞお許し下さい。

Michaelゥ~
日本に忘れていった大きな大きな私たちファンへのプレゼント…
1人1人の心の中に、大切に預かっておきますネ!!
『マイケル様!マイケル様! 有効期限内に取りにおいで下さい!』 ピンポ~ン♪





沒有留言:

張貼留言